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ふと男は目を覚ました。
彼は自分が処刑されたはずだと思い不思議に思ったが、目の前に鏡を自分に売ってきた行商人が居ることに気付き問いかけた。
男「まず俺は死んだんじゃないのか?
次にあの鏡は本当に未来を映す鏡なのか?。」
行商人は問いかけにこう答えた。
行商人「第一にお前は既に死んでいる。
第二にあの鏡は本当に未来を映す鏡だ、但し持ち主の望んだ未来を映す鏡だがな。
人間は全く傑作だよ。不幸や悲しみを呼ぶ未来を回避しようとせず、しまいには自ら引き金を引くのだからね。
いや君はその中でも稀有な例かもしれないな。」
男「引き金を引くとはどういうことだ?
それに俺はあんな未来を望んではいなかった。
そもそもお前は何なんだ。」
と男は行商人に問いかけた。
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