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だが王様は彼にこう告げた。
王「また貴様は私を騙して、苦しめようとするのか。
貴様が姫が何者かに苦しめられて殺されている未来が見えたというから、そうなる未来ならば、私が一思いに殺した方が救われると思い殺したが、あれは嘘だったのだろう。
あの後気になって色々調べさせたが、姫の命を狙う計画どころかそんな動きが有りそうな雰囲気すらなかったという調査結果が出ている。
いったいどういう事なんだ?
貴様は隣国が戦争を仕掛けてこようとしていると最初に言ってきたが、その形跡は全くと言って良いほど、無かった。
貴様は私を騙して笑っているのだろう。
元々貴様がこうして私と話に来なければ、隣国との戦争の際は結果的に勝利しているし、姫の件も水面下でそのような動きがあった可能性もあったため不問に付すつもりであった。
だが貴様はまた私のもとに嘘を吐きにきたのだ。
今度は革命が起きて私が処刑されるだと、笑わせるな いい加減にしろ、冗談にしてもたちが悪すぎるだろう。
そうだな不敬罪で罰しても良いが、我に反逆し我を殺そうとしたという罪状で貴様を処刑しよう。
詐欺師の貴様に相応しい最期であろう。」
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