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彼氏はあなた
『チャンミン♪おはよ~』
CM『…おっそい!行くよ!』
少し不機嫌そうに歩き始める彼に、急ぎ足でついていく…
『あ…待って…』
CM『……映画始まっちゃうだろ』
ムスッとしながら、それでもゆいの手をぎゅっと引いて、歩き続ける…
少しだけ顔を赤くしてるのがわかって、嬉しくなった。
CM『…チケット買うから待ってて』
『ありがとう♪』
CM『……』
しばらく彼女を見つめてから彼はチケット売り場へ急いだ。
入場口で彼を待つ…
『~♪』
パンフレットやグッズが売っているところを見て回り歩いた。
男『ねぇ…』
『…?』
不意に声をかけられ、後ろを振り返る…
『!…』
5人の男性が、ゆいを取り囲んでいた。
びっくりして思わず俯く…
男『ひとり?俺達といいことしよう?』
『いえ…連れがいますから…』
思ったように声がでない…
男『そんな奴いないじゃん』
『本当に…連れを待ってるんです…』
徐々に近づいてくるその男が怖くて、顔もあげられない…
男『いいから来いよ!』
ぐいっと腕を引っ張られる…
同時に身体を触られた。
『!や、やめてください!離して…』
抵抗しても力が…
『嫌っ…チャンミン!』
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