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隣の金在中
『よし!今朝のうちに洗濯物干しちゃおう~♪』
重い洗濯物を持ってベランダに出る…
このマンションに引っ越してきてから、しばらくがたって
初めての一人暮らしも大分落ち着いてきた。
(ご近所トラブルもないし~順風満帆♪)
『~♪』
ぱっぱっと干し終わり、ゆいは空に浮かぶ雲を見つめる…
ピンポーン!
不意にインターホンが鳴った。
『…はい?』
画面を確認してドアを開ける…
JJ『隣に越してきました!金在中です!よろしくお願いします』
背の高い青年は、爽やかにそう言って頭を下げる…
(おぉ…好印象…♪)
『あ…こちらこそ!よろしくお願いしますね』
JJ『自分のこっとは~ジェジュンって呼んでください』
『え!金さんじゃなくていいの?』
JJ『韓国では~ちょっと不自然かも…(笑)』
(…なるほど。韓国人なのね。下の名前の方がいいのかな)
『…じゃぁ私のことは…ゆいで…』
JJ『ゆいさん~仲良くしってください~♪』
『は~い♪』
ジェジュンと出会ったのは、よく晴れた穏やかな日曜日だった。
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