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一時間くらい過ぎても、友達達は先輩達に夢中だった。
カチャカチャカチャカチャ私はまた携帯に目をやった。
『さっきから携帯ばっかりで楽しい?』
顔を上げると、隣に安藤先輩が座っていた。
『はぁ…まぁ…』
と答えて、また携帯を見た。
『メール?』
『色々と…』
『色々って?』
こいつウザイ!
『先に帰るね』
先輩をシカトして、友達に言った。
『帰っちゃうの?じゃあこれあげる』
そう言って、コースターの裏にアドレスと携番が書いてあった。
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