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「「「きゃああぁああぁああ!!」」」
女子の悲鳴があがる。
「すっげ……」
余り男に興味が無い僕も彼には驚いた。
「お前ら急に元気になりやがったな……
んと不知火の席は……あそこだ、あの変な髪の女の前」
そう言って僕を指差しやがったダル。
「誰が変な髪だ中年オヤジが!
これはツインテールだツインテール!」
「なんだそれフランス語?」
「おい英語教師!」
「ま、いいやこんどググる。
はい、不知火座って」
「はい」
「んじゃお前ら一時間目古文だろ。授業静かに聞いてろよ。
古文の西川(にしかわ)、あいつ俺に愚痴ゆうんだよね。後輩の癖に。
はい以上」
あいつ本当に教師か?あ、ホームルーム終わりやがった。こうやって委員会の連絡とか行き渡らないんだよ。
「あの、ツインテールさん」
誰がツインテールさん……だ。
うお。
目の前に不知火紅葉の顔が。近い近い近い。
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