お母さんの子供じゃない。

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「アサカはあたしが産んでないのよ。いや、墓まで持ってくつもりだったのよ、これ。この話。本当に!!お墓にインだったの!!」 諦めたお母さんは流しそうめんが流れるスピードより早口で言った。 それから、口を尖らせて、そっぽを向いた。 すねた子供みたい。 「…そうですか。じゃあ、あたしだけ、血の繋がりがないんだ。赤の他人なんだ…あたしだけ御上りさんだったんだ」 「御上りさんは違うと思うけど」 あたしの家族はお母さんの他に3人の兄妹がいる。 今まで和気あいあいとした毎日を送っていたというのに、 それは全て嘘偽り極まりない日々だったということになる。 頭に隕石が落下して、宇宙人が三輪車で現れたようなショックだった。
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