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「……何を?」
「昨日のこと」
「うん」
「まあ、お前らの問題だから俺は何も言わないけど」
「……」
「……話だけでも聞いてやれよ」と言ったヤマ兄はルリカの肩を持つ。
興味なさそうに言ったくせにルリカの味方をした気がした。
自分だって関わりあることなのに、何も気にしてないみたいで。
好きになったら関係ないってことなんだってわかった。
あたし、何処かで、期待してたんだ。
やっぱり、ルリカが襲われたことに責任を感じたから付き合ったんじゃないかって。
何処かで、今も、そう思ってた。
だけど、違うんだ。
そんなのただのきっかけでしかなかった。
騙されたとか思わない位、ルリカのことが好きなんだ。
ちゃんと、ルリカが好きなんだ。
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