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「よぉ、雅人」
『何でここにいるんだよ』
雅人の問いに、リシェルはニヤリと笑い答えた。
「俺たちも生きた人間だぜ?ただ普通の奴と違うのは、俺たちは人の記憶や夢をいじることができる。お前に興味があるのと、当分仕事でここにいることになってたから、少しいじって留学生になったんだよ」
『……』
「なんだよー。その信じらんねーって顔は」
雅人は少し苛立っていた。
自分のわからないことだらけ。
『……別に』
「つーかさ、お前も多分できるぞ?」
『……何が?』
「俺たちが使う魔法」
『……魔法?』
「そう、ま・ほ・う!」
「ねぇ、佐藤君」
雅人がリシェルに聞き返そうとした瞬間、後ろから女子に声をかけられた。
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