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後ろから突然声がして振り返る。
そこには、背の高い男性と紫の紙の少年が立っていた。
「お前、夢魔も知らないくせに、なんで動けるんだ?」
『そ、そんなん俺が聞きてーよ!!!』
「ふ~ん…。ブレイス」
「なんだ、リシェル」
2人は雅人へと近づく。
少年の指からは糸のようなものが伸び、男性にくっついている。
「あの雑魚はお前がてきとーにやっといて。俺は、こいつに興味がある。」
そう言うと、少年は指をすっと男性のほうへ向けた。
すると、男性についていた糸が突然切れた。
「わかった」
そう言うと、男性は夢魔へと向かって行った。
「さて…」
少年は雅人の前に座った。
雅人も一応座った。
「お前、名前は?」
『何で言う必要がある』
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