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同じ空間に先生がいたと思うだけでめちゃくちゃ幸せ…。 ホント朝からテンション上がる。 「志歩、行くよ…。」 1時間目の社会は視聴覚室で移動しなきゃならず、私は急いで教科書を出して結衣の後に続いた。 教室を出ると他のクラスの子たちが、1時間目の授業が始まるまでの僅かな時間を、涼むために廊下の窓際に寄りかかっていた。 まだ6月だけど、もう陽気はすっかり夏、だよね…。 「ちょっと…松谷志歩、来たわよ。」 「別に大したことなくない?何であんなのがいいわけ?」 攻撃的な視線を送られる。 男子だけではなく、女子からは非難を浴びせられるのも日常的だった。 「僻みってヤダねー。聞こえてるっつーの。」 結衣が睨み付けて鼻で笑うと、彼女たちも睨み返してきて…。 これも日常的。
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