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だから今日は人目を忍んで、わざわざ学校から離れた場所で会うことになったのだ。
申し訳なさそうに頭を下げる岸田先輩に、私の方が申し訳なく思ってしまう。
「先輩が悪いわけではありませんから。」
「いや、でも俺のせいだし…。あいつら、3日間の停学処分になったって。」
「…そうですか。」
昨日、佐伯先生から電話で聞いていたけど、知らないふりをした。
「何もされなかった?佐伯先生が助けてくれたって聞いたけど。」
岸田先輩の口から出てきた名前に、一瞬ドキリとしつつ私はコクッと頷いた。
処分されてるんだから、先生がいたことを先輩が聞いていても可笑しくない。
でも、その後の先生との…キスとか思い出してしまって、顔が赤くなる。
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