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「それは、兄貴が正解だと思うよ。
恥をかかせないために、自分の恋人が他の異性とキスしたりヤッちゃったりしたら、お前許せるの?」
ヤッ…ちゃったり…ですか。
佐伯先生を、先生として見てるから、すごく年上に感じてたけど…。
そういう軽めな表現の仕方を聞くと、若かったことを思い出させる。
「ゆ、許せません…。」
「だろ?恋人だったり、気持ちがある相手になら、その恥をかかせないっていうのを実行するのは正しいのかもしれないけどな。
で、…だ。」
再び姿勢を戻し、真面目な顔をする。
「だったらどういう意味かわかるだろ?」
私に恥をかかせないためじゃなくて、先生の意志で…。
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