29/40
前へ
/258ページ
次へ
気持ちがないのに、キスしたいとは思わないかと尋ねられて、そして…キスには重要な意味があるって言った先生。 それは、つまり…。 「先生…私には……その答えが、自分の都合よくしか出てこないんですけど。」 「うん。だから…?」 「だ…だから……先生も…。」 先生も、私を好き? 視線を交わしていることができなくなって俯いた。 「俺も、なに?」 「……私と同じ、…気持ち?」 こんなこと言って、めちゃめちゃ恥ずかしいっ…。 「くすっ…また赤くなった。」 上目遣いで先生を見ると、楽しそうに笑っていた。
/258ページ

最初のコメントを投稿しよう!

588人が本棚に入れています
本棚に追加