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こんなに好きなのに、どうして先生と恋愛しちゃいけないんだろう。
モラルの問題?
男と女である前に、教師と生徒だから?
ただ好きなだけなのに…。
こんな風に考えること自体私は子どもで、先生の立場を悪くするだけ…。
何があっても、佐伯先生は私が守る。
だから…。
「…先生、絶対卒業まで秘密にします。」
堂々と歩きたいとか、手を繋ぎたいとか、ワガママ言ったりしないから。
「クスッ…わかった。」
優しい笑顔を向け、先生は頬を撫でるとゆっくりと唇を合わせた。
甘く柔らかなキスに夢中になる。
吐息まで呑み込まれるみたいに重なり合うと、身体が結ばれなくても満たされた。
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