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"お友達"の印に、メアドと番号を交換して欲しいと言われ、赤外線で交換すると彼は本当に嬉しそうに校内へ戻って行った。
き、緊張した…。
ここが外でなければ、ペタリと座り込みたいくらい。
大きく深呼吸して、気持ちを落ち着ける。
「青春だね。」
「…!!」
突然真横から声がして振り向くと、窓の桟に肘を付いて、私を見る佐伯先生と目が合った。
当然驚いて、腰を抜かしそうになる。
「い…何時からそこに?」
「ん?最初から。
悲鳴が聞こえて、驚いて覗いて見たらお前らがいたわけ。」
先生は小首を傾げ私を見下ろした。
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