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ニコニコしながらのんびりと答える先生に、顔を引き攣らせた。 ……聞かれてた…。 「あ、あの…どうしてそこに?」 「ここ、資料室兼俺の喫煙場所のひとつ。」 なるほど…。 ひとつ先生の情報を得られたことに、心が喜んでいる。 ていうか…。 「先生…その、一人ですか?」 窓の位置が少し高いために、奥まで確認できない。 告白の現場を他にも披露したかと思うと、恥ずかしくて死にそうなんだけど。 「ふっ…大丈夫、一人だよ。それに、お前告白されてた方じゃん? たぶん今の状況で恥ずかしがるのは、岸田の方じゃないのか?」 「…そうですね…。佐伯先生…このこと誰にも…」 「言わないよ。」 先生は間伐いれずに答えた。 だよね、うん。 佐伯先生がそんなことするはずないもんね。 「それにしても…松谷ってホントにモテるな。俺、お前が告白されてるの見るの、何回目だろう…?」 「…え?」 しみじみ言われて、嫌な汗が流れた。
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