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結衣は悪戯っぽくニッと笑った。
「途中までね。
どこかわからなかったから、とりあえず屋上行こうと思ったら、3階から先生と楽しそうに話してるのが見えたの。
邪魔しちゃ悪いかなーと思って行かなかったんだけど、行った方が良かった?」
……。
それはそれで困る。
「なーんか微笑ましい光景だったけど、そんなに良い?」
「良い!」
即答した自分がちょっと恥ずかしくなる。
だけど良いものは良い。
好き過ぎておかしくなりそうなくらい。
佐伯先生に見つめられただけで、ドキドキして息が詰まりそうになる。
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