28/37

588人が本棚に入れています
本棚に追加
/258ページ
結衣は悪戯っぽくニッと笑った。 「途中までね。 どこかわからなかったから、とりあえず屋上行こうと思ったら、3階から先生と楽しそうに話してるのが見えたの。 邪魔しちゃ悪いかなーと思って行かなかったんだけど、行った方が良かった?」 ……。 それはそれで困る。 「なーんか微笑ましい光景だったけど、そんなに良い?」 「良い!」 即答した自分がちょっと恥ずかしくなる。 だけど良いものは良い。 好き過ぎておかしくなりそうなくらい。 佐伯先生に見つめられただけで、ドキドキして息が詰まりそうになる。
/258ページ

最初のコメントを投稿しよう!

588人が本棚に入れています
本棚に追加