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「けどさ、松谷と佐伯先生が男と女である以上、不毛とも限らないじゃん?
教師と生徒の恋愛なんてあり得ないわけじゃないしさ。
俺の周りでもいるよ、教え子と結婚したって人。」
おおっ!
金やんナイス!
教師と教え子の恋が興味深くて、その話の続きをキラキラした眼差しで待つ。
「ちょっと俊樹!志歩に変な期待させるようなこと言わないで。普通の恋した方が、絶対幸せになるんだから。」
彼の腕を掴まえて結衣が顔を顰めると、金やんはフッと笑ってポテトを指でつまんで、彼女の口元へと運んだ。
フテくされたような顔をしながらも、結衣は口を開けパクッと食べる。
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