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今さらだけど…ドキドキしてきた。 先生に触れられた場所が甘く熱を持つ…。 切なくなって泣きたくなった。 「佐伯先生…」 声が震える…。 「ん?」 私は大きく息を吸い込んで、先生の瞳を真っ直ぐに見据えた。 「もし…先生の言うとおり、私が男の人たちにそういう目で見られているなら…この先そういう危険があるなら…… 私は、初めてキスするのは、…先生がいいです。」 一度でいいから、本当に自分が好きな人に触れてほしい…。 「…松谷。」 こんなこと言って、先生を困らせてるのはわかってる。 でも…。
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