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信吾「あぁ~、卒業式終わった~。」
オレは早坂 信吾。この中学校の野球部で一応ピッチャーを勤めてた。たった今中学の卒業式を終えたばかりである。
?「あーあ、もう卒業しちゃったか。」
信吾「早いもんだねぇ。オレが啓と出逢ってからもう3年たつのか。」
啓「なんかじじくせぇこと言うなお前。」
啓と呼ぶこの男は羽賀 啓造(はが けいぞう)。中学に入ってから知り合って、同じ野球部でキャッチャーをやっていた。体格はいいのだが、趣味は小説という意外な小説を持つ。
啓「なぁ、信吾。」
信吾「ん、どした?」
啓「オレらは離ればなれになってもさ、お互い野球は続けてようぜ!」
信吾「バーカ。オレは鉄高校に行くんだから野球続けて当然だろ。」
啓「ははっだよな!」
信吾「それよか自分の心配しろ。なんで野球部のない高校に行ったんだよ。」
啓「オレはさ、野球部を創設して、いつか甲子園に行きたいんだ。」
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