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家を出てしばらく歩いていた。
おかしい…………何かがおかしい……
まだ学校終わってすぐの夕方ぐらいの時間だぞ………
「なんで…………こんな広い道に人っ子一人いないんだよ」
いつもは賑わって五月蝿い程の通り道が時間が止まったように静かだ。
その時だった。
バギッ!
俺の目の前に十字の形をした亀裂が入った。
・・・・・・・・・・
そう、何も無いはずの空中に………
「なっ!?」
しかし気付いた時には遅かった。
十字の亀裂が物凄い光を放ち、両腕で光を遮る様にしながら目を閉じた。
一瞬、体が浮く感覚がした気がしたが、すぐに無くなった。
感覚があった時はすでに気を失っていたからだ。
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