4人が本棚に入れています
本棚に追加
?「あ、俺オーク・ニチキっていいます。背中に生えてるのはリズ」
全身深緑色のローブで包んだ青年は淡々と自己紹介を始めた
それを聴いて納得した
彼が地上から3㌔離れているこの小窓にいる理由を
?「…レヴィストか…」
?「だめですか?」
?「いや、構わない。あがってくれ」
私の言葉に青年は安心したらしく、小窓から華麗に飛び降りる
?「【解除】!」
彼の声に呼応して翼は輝き、青年から離れて違う形を造り出した
輝きが収まると同時にそれは言葉を放った
リズ「自己紹介あずかりましたー、あたしリズ!見たとおりレヴィストよ。あんたは?」
?「…?」
リズ「名前よ名前!」
灰色の髪に灰色の瞳をした少女は元気に私の名を訊く
?「名か…名は忘れた。何とで呼べ」
リズ「はぁ!?ないぃ!?」
オーク「ちょっ、うるせー」
リズ「だって名前忘れたのよ!?忘れるわけないでしょ普通!!」
最初のコメントを投稿しよう!