少女と旅人

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?「あ、俺オーク・ニチキっていいます。背中に生えてるのはリズ」 全身深緑色のローブで包んだ青年は淡々と自己紹介を始めた それを聴いて納得した 彼が地上から3㌔離れているこの小窓にいる理由を ?「…レヴィストか…」 ?「だめですか?」 ?「いや、構わない。あがってくれ」 私の言葉に青年は安心したらしく、小窓から華麗に飛び降りる ?「【解除】!」 彼の声に呼応して翼は輝き、青年から離れて違う形を造り出した 輝きが収まると同時にそれは言葉を放った リズ「自己紹介あずかりましたー、あたしリズ!見たとおりレヴィストよ。あんたは?」 ?「…?」 リズ「名前よ名前!」 灰色の髪に灰色の瞳をした少女は元気に私の名を訊く ?「名か…名は忘れた。何とで呼べ」 リズ「はぁ!?ないぃ!?」 オーク「ちょっ、うるせー」 リズ「だって名前忘れたのよ!?忘れるわけないでしょ普通!!」
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