番外系、即席系小説

メリアの一日

ＡＭ7：30

ようやく食事の時間。今日の献立は、目玉焼き、ハム一枚、パン一枚、少々のサラダ。正直、これでは足りないが、我慢し少ない材料で補わなければならない。贅沢なんか、したくともできない。
いつものように、目玉焼きを食べようとしたが、何やらメリアが面白い食べ方をしている。パンの上にハムを乗せ、目玉焼きを乗せて、最後に塩胡椒を一降り。なんだか、少ないながらも豪華さを感じた。
おいしそうにメリアが食べるため、自分も実践してみた。……別で食べるのとは、また違った味がした。とてもおいしいものだった。
「ハーゴン様、口の周りが黄色くなっています。」
無意識のうちに汚していたようだ。夢中になると、何もかも忘れてしまう。
口周りを拭き、「これでいいか？」と、メリアに確認してもらった。縦に頷いたメリアを見て、また食事を続けた。
…その後、食器洗いをメリアに任せる予定だったが、好奇心で私もやることにした。やってみると、大変だが楽しいものだった。