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AM11:30
やっとこさ死体処理が終わった。ロデュスがバリバリと音をたて、死んだ死刑囚を食べている。
「ハーゴン…もう無いの?もっと欲しい…。」
自分の指をしゃぶり、甘えた目で見ている…。するとメリアが、輪切りのレモンをロデュスの口の中に押し込んだ。
「これで我慢してくれる?」
何も言わないロデュスは、縦に頷くと、スッと右手を広げ前に出した。これは、もっと欲しいという合図だ。
姿を一瞬くらませ、レモンを二、三個持って来ると、地面に落とした。
「わぁい…いただきまーす…!」
気が狂ったかのようにレモンに夢中でかじりつく。よく人間でもやるため、血やら臓器やら…何から何まで食い散らすのだ。つまり、掃除が大変になる。今回はレモンだからまだしもマシだが、人間だったらどうなる?
これに耐えているメリアも、何かとすごいものだ。
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