大雨の願い

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「雨が降ってきたぞ。これじゃ、天の川が見れないな。」 ピッコロが諦めの表情を見せているが、私は諦めないぞ…。 だが、雨は酷くなるばかり…。 「いい加減諦めろ。送ってやるから…帰るぞ。」 「むぅ…仕方ないな…。」 こうして、土砂降りの中、帰ることになった…が、何故お姫様だっこなんだ…!こっ恥ずかしい! 雨に打たれながら、その事をずっと考えていた。 私が照れてどうする…こんな事が許されるものか! 「ピッコロ?」 呼びかけると、フッとこちらを向いた。瞬間、お仕置きのキスをしてやった。 とたん、ピッコロが抗う…唇が離れてしまった。 「いきなりな…っ!?」 口止めの口づけ…こいつに喋る権利はない。私のプライドが許さん。
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