大雨の願い

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ピッコロが、口づけをやめて、困った顔で見ている。 「さっきの行為は、どこででもできるだろ…。いい加減、進ませてくれないか?ずぶ濡れにな…あれ?」 いつの間にか、雨は晴れてしまった。そして、その空には天の川が美しく輝いていた。 「天の川なんて、何十年ぶりだろうか…。」 いつも、この日は雨なので、よっぽどの事と強運が無い限り、見れないのだ。 「空は晴れても…俺達は着替えだな。特に…ハーゴン。お前はな。」 お姫様だっこされていたからか、私の服はかなりずぶ濡れで、濡れた布が肌に付き、気持ち悪い…。 ピッコロに関しては、マントとターバンさえ脱げばどうという事はないようだ。
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