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とある場所にある埠頭、そこでは怪しい男達が何かの取り引きをしていた
「ブツは持って来たか?」
「ああ、この通り。」
白いスーツの男はそう言って持っていたジェラルミンケースを見えるように開ける、中にはビニールに入れてある白い粉が詰めてあった
「確かに。おい、金持って来い。」
黒いコートを着た男は部下に金が入ったトランクを持って来させる。
白「……半分しか入ってないぞ。」
チャキ!
その瞬間、黒いコートの男の部下達が銃を構える
黒「悪いな。これだけの量じゃそれだけしか出せないんだよ。」
白「……やはりな。」
黒「ああ?」
白「噂の通り、こんなケチな真似をするとは……」
黒「ごちゃごちゃうるせぇ!お前を殺して金を奪ってもいいんだぜ!?」
白「やってみろよ。」
白いスーツの男は両手を広げる
黒「いい度胸してるじゃねぇか……いいだろう!殺れ!」
部下達が引き金を引こうとしたその時
「ぐはっ!」「がっ!」「ごっ!?」
黒「!!?」
突然部下達が次々と倒れ、立っているのは黒いコートの男と白いスーツの男だけになった
黒「ど、どうなってんだ!?」
白「悪いな。こうなる事を予想して殺し屋を雇っておいたんだ。」
黒「殺し屋だと!?」
白「『セト』、お前も知ってるだろ?」
黒「セ、セトだと!」
セトと言う名前を聞いた黒いコートの男は震えだした
黒「ち、チクショー!!」
懐から銃を出し、白いスーツの男を撃とうとする
黒「(パスン!)あ゙?」
しかし、男の額に穴があき、男は血を流しながら倒れた
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