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「うっひっひ、この金があればやつを意のままに・・・」
「それは諦めた方がいい」
「なっ!? 誰だ!」
金持ちのおっさんの後ろに静かにおりる一人の少年。
「答える必要がないな、貴様はここで朽ち果てるのだから」
腰に差した短剣を抜き、的確に心臓を貫く。
「ぐ・・・がぁ」
「悪いな、これも任務だ」
静かに崩れるおっさんを横目で見ながら、窓から飛び降りる少年。
降り立った所には警備員がいた。
「待て!」
「なんだ?」
「貴様は忍だな? 誰に雇われた?」
「答える必要はない、だが冥土の土産に教えてやる。俺の名はラグナ・・・ラグナ・ウェルディだ」
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