変化

3/4
前へ
/12ページ
次へ
あの頃のまま、様々な色の花が奥へと続く道のりに飾られている。 青年が奥の手前で足を止める。 少女はあの頃と同じように辺り一面に飾られている花を見つめていた。 少女の白い指が花に触れようとした瞬間に、青年の手が遮る。 青年は少女の指を彼の口元に近づける。 少女はそんな青年の行動をただ見つめていた。 青年はそんな少女を醒めた目で見つめる。 まるで、感情を無くした少女を蔑むように・・・ .
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加