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少女と少年は幼い頃から同じ屋根の下に住んでいた。
少女は両親を幼い頃に亡くし、母方の家に引き取られた。
母方の家は由緒正しい家柄で、家出同然で家を出ていた母を毛嫌いしており、少女が家に来たときには随分と冷たい目で見られていた。
そんな少女を陰ながら支えていたのが少年だった。
少年はこの家の当主の子であり、少女とはいとこ同士だった。
少年は少女と結婚することを夢見ていた。
しかし少年の夢はあっさりと破られてしまったのだ。
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