さっそく

1/6
前へ
/69ページ
次へ

さっそく

受験を終え 晴れて大学生となり 寮生活が始まる 勉強に興味が出ず ブラブラしてると 同じ高校から進学した奴が 部活でからかわれた。 俺の名前を出したら 連れて来いと言われたらしい 彼はその頃 貧弱で気も弱く かわいそうになり のこのこ ついて行った 余談だが 貧弱君 その後 大道塾(今は空道ですか?)と合気道を習い 筋トレをして かなり厄介な奴になった 元々口が達者! 話しを戻す ついて行ったら やはり 同じ体格ぐらいで 目つきの悪いのがいた 大学生になってまで 喧嘩はしたくない そこで 素直に聞いてみた 俺「呼んだのはお前か?」 目つき悪「そうや! 」 俺「俺に何か用か?」 目つき悪「コイツが僕の友達で強い奴がおると言いよったからな どんなんか思おてな」 俺「それで?」 目つき悪「・・・何か習っとろうが?」 俺「ああっ!だが段も取れん それに強いとは思ってない!」 目つき悪「そうかっ!俺は段持ってるが強いとは思ってないんじゃ 強い奴が強いんよ!」 俺「段持ってれば強いだろ」 目つき悪「いいや 女子供でも段持ってるで それに俺が習ろうた拳法は乱取りせーへん 当て勘は我流や」 俺「少林寺か?」 俺は師範代との乱取り以降しばらくして辞めてしまった この男は二段まで続けたと後から分かる 目つき悪「そうや!なんや お前も同門かえ?」
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加