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やがて三年になると乱取りで 相手の癖が解り投げられなくなっていた それに 俺は左足がやや前で投げも左で やりにくいと皆に言われた そうこうしてる間に最後の柔道授業になった
先生「今日で最後になった お前ら鬱憤も溜まっているだろう 我こそは と思う者は 柔道でなら俺が相手になる 前に出よ」
生徒「・・・」
男子校の体育教師で全身筋肉 柔道技使わなくても 普通に強い 町で会えば教師と分かっているので安心だが 目を合わすのが恐いフェイスもオマケで付いてる
しかし 自分は闘いたく無いが 試合は見たい クラスで一番でかい奴の名前を 皆が連呼した
教師「ご指名だ 諦めて前に出よ」
指名1番「はひっ!」
彼身体は大きく力も強いが 性格は優しく とても 戦闘を好むタイプでは無い
教師 腕時計を外し 「一番隅っこのお前 5分だ」 っと言って 取りに来させる
始まってすぐに 面白いぐらいに 投げられ続ける 指名1番 5分持たないで 立ってるのがやっと そこで 少し離れ
「お前は何を練習した?得意技は?」っと教師が聞く
指名1番「はひっ はぁ~はぁ お外っす」
教師「?大外刈りか?掛けてみよ」っと無防備で一度倒される
教師「次っ」
生徒 マジかっ!その後 ご指名2も何も出来ず 投げられ続け5分持たないで同じパターン
そして 連呼に俺の名前が しかし 教師だからって遠慮しないと決めて 一礼して 向かって行った!
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