955人が本棚に入れています
本棚に追加
『ヤースー?』
俺のかわいいヤスが、ご機嫌ななめなう。
『ヤースーくん!あっそびっまっしょ!』
かれこれもう何回も名前を呼んどるんのに、一向に潜ったふとんから出てきてくれへんの。
まぁ、原因は俺にある。
俺にある?
まぁ、正確には仕事やな。
やって、たっちょん…
ananでヌードになってもうてん☆
し・か・も!
表紙ヽ(´▽`)/キャーハー
『…おいっ。』
あら、ヤスくんの声だけ聞こえた。
ブラックヤスの声。
『全部声に出とるで?』
え?
ほんま?
『章ちゃーん、ええ加減に顔見せてくれへん?』
『…おーくらは、あの仕事やりたかったん…やろ?』
あら、今度は涙声。
『…うーん。まぁ、正直やりたかったんやわぁ。』
そう言いながら布団ごとヤスを包み込んで。
『…ごめん。』
謝ったら布団の中から泣き声が聞こえた。
.
最初のコメントを投稿しよう!