プロローグ

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駅前… 「遅い…お兄さん。また、寝坊かな…」 水越千津留…水越朋哉の義妹でこれまた能力者である。 火炎爆破(ファイヤーボム)…火の玉を発生させ寸時に爆破大きさにもよるが半径五M程は消える。 学園都市のlevel5の第6位である。 levelってのはランクのことであり、level0から5までの事である。 「やっぱり、家まで迎えに行った方がいかったかな?」 千津留は、なかなか来ない兄にため息を吐いていた。 「もう少し、待って来なかったら迎えに行こう。」 千津留はそんなことを考えていた。 「だぁぁぁ!不幸だぁ!」 「え?な、何…」 もの凄い速さで千津留に向かってくるツンツン頭の少年に対して千津留は、対処が出来ないでいた。 「そこの人どいて下さい!」 尚も千津留に向かってくる少年はスピードを落とさずに叫んでいた。 千津留は店の軒先に避難すると少年はその前を一気に駆け抜けていった。 「なんだったの?」 千津留は、少年が向かった方向をむいて呟いた。 その後、1時間以上も遅く着いた兄対して制裁を加えた。 「最悪だ…」
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