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第1話 常盤台女子寮
朋哉と千津留は、今日から千津留が住むことになる常盤台女子寮に向かっていた。
「あの…千津留さん。遅れてきた私が悪いのですが…少々手荷物を持って下さると有り難いのですが…」
ギロッ
「!何でもゴサイマセン。(最悪だ…)」
朋哉は、心の中で呟いた。
「あ。ここですね。」
「ん?げぇ。寮って言うより屋敷だな…」
朋哉は率直な感想を言いはなった。
「まぁ。ここに立っていても仕方ないし中に入るか。」
「…あの…お兄様…あなた様も入る気ですか?」
「ん?入らないとお前の手荷物が中に入らないだろう?」
朋哉の素の大ボケに千津留は、眩暈を感じた。
「あのですね。ここまででよろしいので荷物を此方に下さい。」
「はぁ?何でだよ。」
「なんでって、ここで良いってものは良いの!早く手荷物よこして下さい!」
朋哉は、焦る千津留に疑問を抱きながら、千津留の手荷物を千津留に渡して自分の部屋に戻るのだった。
ってか、気づけよ女子寮に野郎が入ってどうするのよ。
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