第1話 常盤台女子寮

2/6

42人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
寮監室… 「これからお世話になる水越千津留です。よろしくお願いします。」 「あぁ。話しは、上から聞いている。とりあえずは、此処に居てくれ。夕飯時にみんなに紹介するから。」 「はい。わかりました。」 千津留は、とりあえず、手荷物を床に置き椅子に腰を掛けた。 「大丈夫。大丈夫。」 千津留は、緊張を振り払おうとしていた。 コンコン。がちゃ。 「失礼します。寮監いらしゃいます?」 「え?」 「あら?」 扉から出て来たのは、ピンクの髪の色でツインテールをした女の子だった。 「あの…私…」 「おや。寮監がいらしゃらないのですか?」 「寮監さんなら、そちらの方に行かれましたけど…」 「ありがとう御座いますの。」 そう言ってツインテールの娘は隣の部屋に向かって行った。 「可愛いかったなぁ。私もあんだけ可愛いかったらなぁ」 と一人愚痴る千津留だった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加