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寮監室…
「これからお世話になる水越千津留です。よろしくお願いします。」
「あぁ。話しは、上から聞いている。とりあえずは、此処に居てくれ。夕飯時にみんなに紹介するから。」
「はい。わかりました。」
千津留は、とりあえず、手荷物を床に置き椅子に腰を掛けた。
「大丈夫。大丈夫。」
千津留は、緊張を振り払おうとしていた。
コンコン。がちゃ。
「失礼します。寮監いらしゃいます?」
「え?」
「あら?」
扉から出て来たのは、ピンクの髪の色でツインテールをした女の子だった。
「あの…私…」
「おや。寮監がいらしゃらないのですか?」
「寮監さんなら、そちらの方に行かれましたけど…」
「ありがとう御座いますの。」
そう言ってツインテールの娘は隣の部屋に向かって行った。
「可愛いかったなぁ。私もあんだけ可愛いかったらなぁ」
と一人愚痴る千津留だった。
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