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俺「話をまとめると。俺は鬼ごっこの鬼なんだな」
「うん。そうだよ」
俺「女の子達を捕まえて機械を奪い。俺の指輪に付けてコードを入力しなきゃ指輪は爆発する」
「うんうん」
俺「もしくは。女の子達にえっちな行為をするとコードが解除扱いになる」
「僕が確認して良いよって言ったらね」
俺「、、さっきの流れから行くと、その場合女の子達も助かるって事でいいんだよな?」
「ありゃ。良く気付いたね。僕が一言も彼女達が助かるなんて言ってない事」
(´Д`)拳。
「ふぅん。ちょっとは考えるみたいだね」
(´Д`)殴)←俺の心境。
「良いよ。気付いたご褒美にそういうルールに変えてあげる。僕は寛大だからね」人を逃げれない様にしといて何処が寛大だ。
「でも。もう一つルールを追加するよ。その場合彼女達を全員捕まえてえっちな事をしなければ君の指輪が爆発する」確実に寛大じゃねぇな。
俺「それが無理なら機械を奪い取って助かれってか」
「そうだよ。君に理解力があって僕は少しだけ嬉しいよ」含み笑う息音。
こいつぁ。文字通りトんだどSだ。鬼畜にも程がある。
助かりたいなら彼女達から未来を奪えって事を、はっきりと俺に考えさせる様に言い回しをしやがる。
どんな奴か是非とも顔を見ておきたいもんだ。
「あ。そうそう。彼女達が何人居るか僕にも把握出来てないんだ。数人かも知れないし何百人かも知れない。だから自力で全員見付けてね」
俺「百人もラウンド出来ないです」
「其処は男の意地と言う事で」
意地も急所も折れるわ。
まぁ分かった事がある。こいつは根っこから性格悪い人物らしい。話し方や声色からすると、まだ子供の様な印象が受けられる。
が。
こんなデビチル(デビルチルドレン)が居たら恐ろしすぎて鼻でとろろ蕎麦をすすれるレベルだ。鼻が痒くなるぜ。
だから声が高いおっさんと想像図を固めておく。
「何か君。今もの凄く指輪爆発ボタンを押したくなる様な事を考えなかった?」
俺「気のせいですよ」
心の中で「ざまぁwww」と叫んでおく。
取り合えず。
話を振り返ると状況は若干ながら好転したみたいだ。ルール変更に加え。一応女の子達にも選択肢が一つ追加された。
まぁ。正直。女の子からしたらまったく助かってない訳でして。結局はエロエロな訳でして。
考えれば考えるだけ女の子達が報われない気がする。
俺「、、はぁ」
俺ってば。こんな事で生き残れるのかなぁ。
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