3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
自転車で走る。
君はひたすらに走る。
私は君の後ろで空を見上げる。
「星が綺麗だね。」
「フライングずるくね?」君は言う。
「遅刻でのーかん。」
「ぐ。もう空見るの禁止な!」
「じゃあ、もう天体観測できないね?」
「いやいやいや、そういう意味じゃなくて。」
焦る君。
「冗談」
悪戯っぽく言う私。
「また担がれた。」
「重くて持てないよ?」
「そうじゃなくて!」
・・・・
プッ
二人笑いだす。
もうすぐ目的地だ。
最初のコメントを投稿しよう!