ド変態に恋

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「……」 学校が終わればまっすぐ帰宅。付き合い悪いって友達には言われるけど、晃ちゃんに早く会いたいんだから仕方ない。気付けばスピードは、軽く息が切れるくらいになっていた。 「(…あれ?)」 晃ちゃんちまであと数メートル。曲がり角を曲がったところで、晃ちゃんと一人の女の人が話しているのが見えた。 「(美里ちゃんじゃないし…)」 遠目にも、美人でその上胸も大きいことがわかる。増幅するムカムカと不安。だって晃ちゃんが、笑っているから。 じっと見守っていると、不意にその人が、 晃ちゃんに、 抱きついた。
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