ド変態に恋

9/26
前へ
/26ページ
次へ
その瞬間あたしは咄嗟に踵を返してー…走った。近くのコンビニに入って、雑誌を立ち読みした。内容はまったく、覚えてない。 時間がたって、あのふたりが家の前にいないのを確認して、あたしは自分の家に入った。 こんな状態で晃ちゃんちには行けない。こんな気持ちで会えない。 今会ったらきっと、ヒステリックにあの人のことを聞いて、泣いてしまう。 あたしはベッドに深く深くもぐりこんだ。 瞼を閉じる瞬間、晃ちゃんの顔が浮かんだ。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

123人が本棚に入れています
本棚に追加