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その瞬間あたしは咄嗟に踵を返してー…走った。近くのコンビニに入って、雑誌を立ち読みした。内容はまったく、覚えてない。
時間がたって、あのふたりが家の前にいないのを確認して、あたしは自分の家に入った。
こんな状態で晃ちゃんちには行けない。こんな気持ちで会えない。
今会ったらきっと、ヒステリックにあの人のことを聞いて、泣いてしまう。
あたしはベッドに深く深くもぐりこんだ。
瞼を閉じる瞬間、晃ちゃんの顔が浮かんだ。
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