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視界から消えたフォーをリンクは
むやみやたらに探し自分の周りの
何も無い空間で腕を振り回していた
「ど…こだ?」
呟くがみつからない。
そこで突然甲板にむけてとんとんとんと
音が鳴った。
「みーつけた!!!」
と、狂った道化のように音のほうへと向かう。
そこで耳元から囁くように
「…さようなら」
と気づいた時には喉から
光るものが飛び去った。
後ろを振り向くまでもなく
そのまま飛び去るナイフの刃が
揺れるカンテラに煌めいて…。
からんと音を立てて落ちた。
男は刃が飛んだナイフに新しい刃をつけ
折りたたんだナイフをしまうと
静かに手を合わせて
「もう、そろそろおやすみ。」
と、いうと、急いで男の影は
自分の目的地へと走り出した。
それを音だけで感じると
もう、ねむ、、、たか…っ
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