04 ――Side 葉月

10/20
7150人が本棚に入れています
本棚に追加
/388ページ
「……でも、一つだけ聞きたいんだけど」 悠希は、わたしを緩く抱き寄せながら不思議そうな声を出した。 ギュッと体がくっつくわけじゃないけれど、ふわっと包まれていて、すごく心地好い。 「なあに?」 ほわほわな気分のまま答えると、少し屈んだ悠希が、わたしの顔を覗き込んできた。 「さっき葉月が言ってた“そうなる“ってなに?」 「……え?」 予想外過ぎる言葉に、びしっと固まってしまう。 夢見心地だったのに、一気に現実に連れ戻されてしまった。 ちょ、待って…! それを聞いちゃうのは反則だよ!
/388ページ

最初のコメントを投稿しよう!