緋き盾と一輪の薔薇 －激闘編－

あらすじ

高校生活を楽しむミディアは上級生達の陰湿なイジメにあっていた。ある日、体育館の裏で暴力を受けていた彼女は１人の少女に救われる。その少女はエミリー。ミディアのクラスメイトではあったが、普段から物静かでクラスでは目立たない存在だった。

いつも明るく活韃なミディアと目立つ事を嫌い、控え目なエミリー。2人の間には奇妙な友情が芽生え、いつしかクラスメイト達もエミリーと仲が良くなり街へ繰り出すようになる。だが、ミディアはその立ち振舞いと見識に１つの疑問を持つようになってきたのだった。

帝国、連邦両軍は辺境宙域の半ばで激突した。激しい戦闘が繰り広げられ、両軍は一進一退の攻防を繰り広げる事になる。やもすれば膠着状態になろうとしていた時、ラインツの命令を受けたウィルは連邦軍の輸送部隊を急襲。これを撃破する事に成功したのだった。

補給を断たれ、後退のやむ無きに至った連邦軍は連邦領からの辺境宙域入口であるタリア星域にまで押し込まれ、指揮官であるエドワードの怒りを余所に苦しい戦いを強いられる事になる。だが、連邦軍も手をこまねいているばかりでは無かった。