静かな怒り

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「お、おい!何だこりゃ!?」 「食糧庫は弾薬で一杯にしろと命令されているんだ。他に食糧を置く所が無いのだから仕方無いだろ?」 「まぁ、それは解るけどよう・・・」 「とにかく積めるだけ積めと言うのが上からの至上命令だ。文句があるならドンナー機関長かウィル大佐に言ってくれ」 「・・・ったく、そんな事を言える訳無いだろう?はいはい、分かりましたよ」 居住区は食糧を運び込む機関要員と士官逹との間でこのようなやり取りが行われている中、 「しかし、食糧を居住区一杯にすれば、食糧庫のキャパシティ以上の備蓄量ですよ?いくら長期戦を想定したと言っても、この量は尋常じゃあありませんよね・・・」 戦艦ガルディアスのブリッジではヴィーザルが素朴な疑問を口にするが、 「いや、これでも足りない位だ」 「そうだな。大飯喰いが大挙して乗艦するからなぁ・・・」 ドンナーとウィルは即座にそれを否定する。 「大飯喰いとは・・・装甲兵団ですか?」 「そうだ。装甲兵団は1人で3人前食うヤツばかりだからな。機関長、もっと食糧の積載を増やすんだ。あと、医薬品もな」
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