静かな怒り

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「なるほど・・・わかりました。早速、機関長に指示しておきます」 キースは大きく頷いた。 「あと、燃料・弾薬は勿論だが、機体のリペアパーツも積めるだけ積めよ」 「了解しております」 キースの返事にルイスは満足げに頷く。 『ルイス大佐、増援のアルファ隊が到着しました。着艦の許可を求めてますぜ』 「アポロか。わかった、ただちに許可しろ」 『了解しました』 ルイスがブリッジの窓から外に目を向けると、いくつもの光が見えてきた。 「さて、どこの部隊が来てくれたのかな?アポロ、所属を確認してくれ」 『了解しました』 アポロから返事が返って来る。ちなみに彼は艦隊の周辺警護の為に 50機程の僚機を率いて展開中なのだ。程なく、 『・・・ルイス大佐、味方識別信号を確認。第6機動部隊所属機です!!』 アポロの報告にルイスとキース は思わず顔を見合わせる。 「・・・やれやれ、ラインツ閣下も本気のようだな」 「そうですね。よりによって彼らとは、意外でした。」
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