静かな怒り

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「そもそもあいつらは第4艦隊付きだろう?わざわざ最前線から航空隊を引き抜くのは問題がありすぎだ」 「まぁ、他の部隊を廻すのでしょうが・・・っと、大佐、増援部隊が接近してきました」 キースがモニターを見ながら報告する。そこには多数の光点が彼らを目指して接近する様子が映し出されていた。 「わかった。空母部隊はただちに受け入れ用意。用意が終わるまでに、航空隊は30機単位に分かれてそれぞれの空母周辺で待機させろ」 「了解ですが、空母を含めた全艦が補給作業中です。一旦、作業を止めましょうか?」 「不要だ。そんなヤワな腕した奴らじゃあ無いさ。そのまま補給を続けてくれ」 ルイスはキースの提言を却下する。彼はそれを受け、部下達に命令した。10分後、 「ルイス大佐、着艦準備が完了しました。いつでも受け入れ可能です」 オペレータの報告にルイスは立ち上がって命令した。 「よし!全空母、航空隊の収容を開始せよ!!」 「はっ!!」
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