崩れゆく平穏

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時は流れ…… 場所は集中治療室 数え切れないほどの管に繋がれ、祐樹は大きな台の上で横に寝かされていた。 勿論の事、意識はない。 体中を異質の細胞が駆け巡る (…………体が重い) 体中を異質の力が駆け巡る (…………体が熱い) 異質の細胞は、異質の力は、お互いが身を寄せ合うようにして一部分に集結していく (………………炎の……力……) この一件による祐樹の体の変化を知る者は、いない。
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