一、始まり

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石で囲まれ木の枝が真ん中にたっている “墓”だった 「遅くなった まだお前を斬ったやつは見つからねぇんだ 新撰組のやつらじゃないって噂もあるし 攘夷を叫ぶやつらの噂もある… たまたま見たやつは全員いなくなっちまった 俺は武士が嫌いだよ 新撰組に入ったら武士になっちまう… どうすればいいかわからねぇよ…千代…」
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