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数日後
海之は新撰組屯所にいた
前には
近藤、山南、土方、伊東
後ろには
新撰組組長、隊士ら
「――よって藤田海之を一番隊隊士とする」
近藤の言葉で始まり近藤で終わった
「藤田さん」
山南が声がきこえた時
伊東と藤堂、斎藤が一緒に後ろにいた
「………何か」
「あなたの腕は沖田君からきいてます
これからよろしくお願いしますね」
「総司と対等にやりあった男が隊士になるってすごい噂になってんだ」
藤堂が人懐っこい笑顔で話しかけた
(……なるほど…こいつは人を斬るのが嫌なんだな…)
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